広島市西区古江、高須、田方地区でのみ生産される、希少なイチジクです。現在、生産者は約30名。古江地区の南斜面で栽培されているため、太陽の光をさんさんと受け、糖度の高い果実に育ちます。糖度は高いもので約18度になります。品種は、早生日本種(蓬莱柿)です。
栽培はとても古くから行われており、江戸末期には商品として販売されていました。100年以上前から生産されている、歴史の古い果物です。果皮が薄いため、皮を剥くことなく、そのまま食す事が出来るのも特徴です。樹の上で熟してから収穫するため、味わいがとても濃く、糖度も高く、まるでジャムのようにも感じます。深夜、早朝より収穫を行い、収穫したその日のうちに量販店等で販売されています。
圃場は瀬戸内海への南向きの斜面にあり、日当たりが良い条件にあります。潮風があたるため、ミネラル分が豊富で、美味しいイチジクができるといわれています。
葉に光が十分に当たるよう、剪定を行い、果実の高い品質を維持しています。雨対策として、一部果実の上に傘を取り付けて雨よけ栽培を行っています。
収穫は早朝、午前2時より行い、中央市場の午前6時の競りに間に合わせて鮮度を保っています。
生食が一番で、果皮ごと食べられます。
ケーキ・タルトなどお菓子の材料にも喜ばれています。
ジャム、コンポート等の加工品の材料としても適しています。
「古江いちじく」は、長時間の運送には耐えられないため、これまで県外へはほとんど出回らず、知る人ぞ知る果物でした。
今後、傷のあるものは、生食の果物としてだけでなく、地ビールの材料として使用するなど、加工品の原料として活用したり、様々な取組に挑戦していければと思います。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|