収量より“食味”を追求「備後の恵み」
府中市上下町で、米作り農家4代目として稲作を行っている池田眞治です。
生態系を壊さず、人体にもできるだけ影響の少ない食物栽培を追求し、継続可能な作物作りを目指しています。また、乾燥、籾摺りまで自家で行っています。
「収量の追求より、まず“食味”を追求したい」という強い想いから、味にこだわった栽培を行っています。その結果、2022年の米・食味鑑定国際大会では「ベストファーマー」に認定されることができました。また、2023年には「安心!広島ブランド」にも認証された特別栽培米です。
「備後の恵み」というネーミングは、備後の地より継続可能な作物作りを発信し、恵みをもたらしたいという願いから名付けました。
地産地消のこだわり栽培
地元の黒毛和牛農家「藤原牧場」の堆肥を使用しています。栽培・脱穀などで出たもみ殻を地元の藤原牧場へ全量引き取っていただき、堆肥として、水田に帰しています。持続可能な循環型農業を目指しています。
また、窒素成分は、生育後期で効いて来るため化学肥料を控え、タンパクとアミラーゼの値が高くならないように管理しています。
さらに新しい試みとして、福山市にある貝原織布さんの協力で、化学染料不使用、綿100%のデニム生地を防草シートとして試験的に使用し始めました。
また、ネオニコチノイド系農薬不使用で、圃場周辺や農道等に除草剤を使用せず、刈り払い機のみで草刈りをしています。
食べ方の提案
品種はコシヒカリで、炊き上げると艶があり、冷めても美味しいので、お弁当にも最適です。
お米は、品種・水分量・季節によって、美味しく炊ける水量が変化するので、好みにあわせて最適な水量を把握することが大切です。