戦後の開墾
祖父が戦後、つるはし1本でコツコツと開墾し、農業をはじめました。
この豊栄大地は標高が高く、水源も当初はなかったそうです。
粘土質の畑で何ができるかも手探り。
そんな中、芋やゴボウを作り始めたそうです。
跡継ぎとして
小さいころから、祖父の畑でよく遊んでいました。
畑仕事をするじいちゃんの姿はかっこよかったです。
社会人になって、カーディーラーで営業の仕事につきました。
結婚して子供もでき、立ち止まってこれからの自分の人生を考えたとき、跡継ぎのない祖父の畑を継ぎたいと思いました。
「やめとけ!」と祖父に一喝されましたが、家族を説得し、祖父のもとに修行入りしました。
自然との闘い
鳥獣被害はつきものですが、本当によくやられます。
雪もよく降ります。
そんな自然との闘いも祖父は向き合い方を教えてくれました。
まだまだ現役でトラクターを乗りこなし、言葉では教えてくれないこともありますが、
一緒に農業ができることは幸せなことです。
祖父が守ってきた60年の恵の畑は、僕がしっかり守っていきたいと思っています。