おもしろそう!からスタート
近所で年配の人が、木小屋に巣箱をぶらさげて採蜜していたのを見て、おもしろそうと思ったのが養蜂の始まりでした。
始めた翌年、四国や九州の養蜂家と出会いました。
「田舎のやり方では蜂は増えない」ということ知り、色々とコツを学びました。
それからは、割と順調に巣箱を増やしていくことができました。
蜜の味が全く違う
庄原の山に、にほん蜜蜂がいるとわかったことも養蜂の興味でした。
全国でも5%以下しかいないと言われるにほん蜜蜂は、西洋蜜蜂に比べてとても小さい蜂で、
蜜を集める量もすごく少ない。
効率的ではありませんが、山の小さい花の蜜を集めてきます。
百花蜜というはちみつがたくさんありますが、にほん蜜蜂の百花蜜は、味が全く違います。
色も味も濃厚ですが、後味はすっきり。
日本人が古来より知る、コクと旨味のある甘さです。
ミツバチがいる自然を守りたい
これからも採蜜を続けていきたいのですが、ここ数年ミツバチが増えなくなりました。
つまり減少しているということ。
農薬散布や温暖化など様々な説がありますが、はっきりした原因はわかりません。
自然界からミツバチがいなくなるということは、その土地にとって大変な危機でもあります。
中山間地域の自然を守り、ミツバチがまた戻って来れるような環境を作っていかないといけないと感じています。