美味しいレンコンに出会ったことがきっかけ
郵便局に勤めていたころ、お客さんから頂いたレンコンを家で食べたところ、すごく美味しくて、奥さんが「これ作って売ってみたら?」と冗談まじりで言ったことがきっかけです。
平成10年より大和町の仲間7名で栽培をスタートしました。
ブランドにもなっている岩国レンコン栽培も視察にいきましたが、岩国は海抜0m。
大和町は標高270m以上の中山間地。
環境の違いに不安もありましたが、実際に栽培してみると、日夜の寒暖差がプラスとなり、
色白で粘りが多く程よい歯応えのあるものができるようになりました。
農薬をできるだけ使わず、健康なレンコンができるよう土づくりにも努力しています。
もっぱらの苦労は、猪です。
冬場の収入源に
冬場の中山間地では、収入源につながるものがあまりありませんが、レンコンは10月から4月までの約7か月間の収穫ができます。
年末年始はとくに需要が多く、今では地域の特産品として、贈答にも利用してもらっています。
所得が見込めるので、組合には若手メンバーもいます。
レンコンは【見通しがいい】縁起物とされていますが、我々組合も見通しがいいですね。
時々試食販売に出ると、「美味しいね~」という直接の声は、大きな喜びでもあり、生きがいでもあります。
近年より小学生の収穫体験などもやっており、地域交流にもなっていることも嬉しいことです。
肉厚の【大和白竜レンコン】
水堀収穫したレンコンは、土をつけて表面が乾燥しないようにしてから出荷します。
そうすることで、鮮度も保てます。
なんの料理でも相性がいい万能野菜の一つですが、生産者としてのおすすめは、
焼いて塩コショウだけで味付けをする【レンコンステーキ】と、すりおろして味噌汁に入れる【レンコン汁】
鉄分が多いので、特に女性の方にはたくさん食べて欲しいですね!